<症例報告>「肩の痛みで夜が眠れなかった55歳の女性が痛みを気にせず睡眠ができるようになった症例報告」

<症例報告>「肩の痛みで夜が眠れなかった55歳の女性が痛みを気にせず睡眠ができるようになった症例報告」

Tさん 55歳 女性  自営業 瑞穂区在住

<主訴>

首、右肩の痛み・痺れ

 

 <症状の経緯>

1年前にも同じ症状が出てきて、仕事が忙しくなってくるとより痛みを増して出てきていた。

 

最近は少し落ち着いてきていたが、今回は来店される2週間前から症状がひどくなってきて、痛み止めも飲んでも良くならない状態。

 

夜は眠れない状態で、朝起きた時にも首や肩に痛みもあり起き上がりがツライ。

 

仕事にも集中できないので仕事のスピードも遅くなってストレスを抱えている。

 

最近は車でバックをする時の後方確認も以前よりも辛くなってきてる状態でこのままだと仕事も出来なくなると不安に思い来店。

 

  <検査>

肩の動きは良いが肩甲骨の前後の動きが硬く、前腕の緊張も強くある。

 

首は左右の回旋は問題ないが、後屈をした時に右腕の痺れを感じるとのこと。

 

骨盤の歪みは左足が短く、右足が長くて左右差もあり歪みがキツイ。 腸や胃の調子は悪くないがお腹はものすごく張っている。

 

辛いためか座っている姿勢は悪く、猫背になっている。

 

初回施術

初回は骨盤と首のバランスの調整と前腕のねじれを取っていく事で血液やリンパ液の循環をよくしていく事で関節の硬さを取っていきました。

 

まだ硬さは残るので頭蓋骨や呼吸、内臓を整えていく事で自律神経の調整をして残っている体の緊張を緩和させていきました。

 

施術後は体も軽くなり少し楽になったが、座っていると痺れを強く感じるようになった。 また首を後屈すると右腕に痺れをまだ感じる。

 

これは循環が良くなったことで患部に刺激が入るようになり一時的に痺れを強く感じるようになっている事を伝える。

 

施術2回目(初回より2日目)

前回施術後に出ていた痺れは夕方には落ち着き、今回は大丈夫とのこと。

 

体の状態は前回よりも少しいいけど、右腕のダルさや痺れはまだまだ残っている状態。

 

今日は腰痛もあるとのことだったが検査をしていくと、膝と足首の硬さを確認。

 

話を聞いていくと昨日、買い物で長時間ヒールを履いて歩いたということだったので、膝と足首の骨のバランスも追加で施術を行い、前回と同様に体のバランスと自律神経の調整も行う。

 

施術6回目(初回より22日経過)

初回の治療から22日経過、仕事が忙しくなってくるとひどくなっていたがそんなにひどくならずに仕事が出来ているとのこと。

 

呼吸のリズムとお腹の緊張が緩和していることから少しずつ自律神経のバランスも整ってきていることを確認。

 

Tさんに聞いていくと、「仕事をしていても姿勢が崩れにくくなっている。仕事もやりやすくなっている」「夜も眠れるようになり、朝も割とスッキリする日が増えている」と言われていました。

 

施術10回目(初回より40日経過)

出張で少し期間が空いたが、以前ほど辛くなく安心して仕事が出来たと笑顔でお話をしていただきました。

 

右肩の痛みと腕の痺れは落ち着いてきたが、姿勢が悪いのがまだ気になるということだったので姿勢矯正の施術を引き続き行っています。

 

<今回の症状のまとめ>

Tさんの首、右肩の痛みや痺れは骨格の歪み、姿勢、右腕の肘〜手首へかけての筋肉の捻れ、体液の循環不良、自律神経の乱れが原因でした。

 

Tさんの場合は仕事柄、手作業が多いので姿勢も悪くなっていたことと右腕の肘〜手首へかけての腕のねじれが重要なポイントでした。

 

腕のねじれ?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、人の体は皮膚と筋肉の間にある筋膜という膜があります。

 

この筋膜は例えると全身タイツのように体中つながっているので、筋膜がねじれてしまうとそこを中心に関節などの動きが悪くなっていきます。

 

最終的には腕の筋膜であれば「首や背中」、足の筋膜であれば「腰」などに痛みが出たりすることがありますので、痛みが出ている所以外の問題点を見つけていくことが重要になるんですね。

 

Tさんの場合は仕事で睡眠時間もバラバラになっていて、仕事量の多さもあり自律神経の乱れも問題の一つでした。

 

人は知らず知らずのうちにストレスが溜まっていきますので、普段の体の動きや生活の中で少しでも「なんかいつもと体の調子が違うな?」と違和感も感じたら、早めに整体院などで見てもらうことができると、いいのではないかと思います。

 

「いつもより体に張りがあるな」「最近体が疲れやすい感じがする」などの心当たりがある方は痛みが出てくる前に一度整体などで現状を見てもらい、予防をしていきましょう。