Iさん 54歳 女性 瑞穂区
<主訴>
顎関節症
<症状の経緯>
来院される1週間前から発症。
無意識に食いしばっている感覚があり、酷いときには頭痛も併発してしまう。
マウスピースを使い矯正を試みるが、外すと直ぐに痛くなってしまう状態。
<検査>
まず始めに座位での検査からしていく。
横から姿勢を見ると、首が前に出ている状況。
両肩の高さも左右で揃っておらず、右肩が上がっている。
次に可動域を見ると、首の回旋可動域が悪く、特に右回旋の可動域が低下している。
次に、仰臥位で全身を見ると、頚椎の配列が乱れていた。
正常だと7つの頚椎が前弯を描くようにカーブしているが、真っ直ぐに伸びている。
<施術>
初回施術
頚椎の配列が乱れると、背骨の中を通っている脳脊髄液の循環が妨げられ循環が悪くなってしまう。
脳脊髄液の循環が悪くなることで自律神経が乱れてしまい、疲れがたまり姿勢を崩すことで顎関節症を引き起こす事があるので、まずは頚椎と骨盤のバランスを整えて体液(血液、リンパ液、脳脊髄液)の循環を良くする施術を行った。
施術後は首の回線可動域が正常の90度まで動くようになった。
次に、両肩の位置が前方に移動していて腕が内側に捻れていたので、肘と肋椎関節の調整を行った。
施術後はかみ合わせも良くなり、最初より口を大きく開けるようになった。
施術2回目(初回から2日経過)
前回からの症状の経過を聞いていくと、ご飯を食べるときは少しマシになったとのこと。
今回も検査をしていくと首の回旋可動域は少し低下し、80度で止まる。
今回も初めに頚椎と骨盤のバランスを整えて循環を良くする施術を行った。
施術後、首は90度回旋できるようになる。
食べるときはまだ良いが、欠伸をするときに少し痛みが残る。
続けて顔周りの緊張を取る施術を行い再度検査をしていくと、痛みも消え、先ほどより楽になる。
施術後に状態は良くなるが、まだ顎の歪みが完全に整ったわけではないので無理に開けたりしないよう伝えて2回目の施術を終える。
施術3回目(初回から5日経過)
前回の施術終了後から欠伸も楽になったと言っていただけた。
ただ、検査をすると、首の回旋可動域はまだ固い。
今回は循環を良くする施術と背中の筋膜の捻れを整える施術を行った。
施術後、首回りの緊張が解け、可動域も正常まで拡大した。
首元の緊張が強かったので、緩和出来るストレッチを伝えて3回目の施術を終了した。
施術8回目(初回から30日経過)
3回目の施術以降調子は良く、日常生活で痛みを感じる事はなかった。
しかし、今回から指の違和感や痛みが出始める。
話を聞いていくと「普段から手を握る事が多く、昔から違和感は少しあった。」とのこと。
手首の検査をしていくと、前腕部分に力が入っており、筋肉が緊張している。
まず、循環を良くする施術を行った後に肘関節の調整をした。
施術後は指も動かしやすくなったので、腕の力を抜くストレッチを伝えて施術を終えた。
施術10回目(初回から60日経過)
8回目の施術以降は顎関節も指も楽になったとのこと。
ただ、仕事柄また再発する不安もあるとのことなので今後も継続して施術を行っていく。
<今回の症状のまとめ>
今回のIさんの症状は顎関節症ですが、顎関節症は急に発症するものではありません。
顎関節症は体液の流れが悪くなることで疲れがたまりやすくなり、体が楽をしようと姿勢を歪ませて余計な緊張が出ることにより発症するものです。
なので、今回の顎関節症の根本的な原因は体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)の循環の悪さを解消することがポイントでした。
「口を開けると痛くてご飯が食べられない・・・」
「あくびも出来ずにイライラする・・・」
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顎関節症 | 瑞穂区で人気No.1の整体ならひなた整体院 (hinataseitai.com)
著作者
丸山 慎矢
ひなた整体院の施術スタッフ。
専門学校の時に学んだスポーツ整体の知識と循環・歪み改善整体の技術力を生かし、腰痛・肩こり・手足のしびれ・耳鳴りなど様々な症状のお客様のお悩み事を解決している。月1回の技術勉強会にも参加をし、より多くのお客様の健康を願い技術力を向上させている。
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ひなた整体院でございます。