「原因不明の腕のしびれ、それは胸郭出口症候群かも?胸郭出口症候群を見分けるポイントと3分で出来る改善ストレッチ」
「腕を動かしたら急に痺れを感じることがある」
「デスクワークをしていると腕のしびれが出て来て仕事に集中できない・・」
「マッサージに行っても腕や指のしびれが改善されない」
このような原因不明の腕や指のしびれや肩こりを感じると不安に思いますよね?
腕のしびれが起こり得る原因として、頚椎ヘルニアや手根管症候群といったものがあります。
そして今回ご紹介する胸郭出口症候群も腕や指のしびれを感じる原因の一つになります。
これらの原因は症状も似ていますがそれぞれ特徴がありますので原因や症状の特徴をしっかりと把握していく必要があります。
痺れがある症状だと、痺れを弱く感じる人でもとても不快な気持ちになると思いますし強く感じる人なら生活をしているのも辛かったり、仕事に支障が出てくる方も多いのではないでしょうか?
また原因や腕のしびれを改善させようとしてネットで調べても「似たようなことばかり書いてあるので良くわからない」と悩んでしまいます。
そこで今回は胸郭出口症候群の原因や対処法をお伝えしていきたいと思います。
胸郭出口症候群とは?
胸郭出口症候群とは肩から鎖骨の下を通っている神経の束や血管が圧迫されることで腕や指に痺れが起きしてしまうものです。
よく頚椎ヘルニアや頚椎症と比べて何が違うの?と思われる方もいると思いますが圧迫されている場所によってその原因は変わってきます。
腕を通っている神経は首から指の先へ走っていて頚椎ヘルニアが原因の場合は首の問題で起こりますが胸郭出口症候群は肩周りの神経や血管の圧迫の問題が原因で起こります。
さらに詳しく話をしていくと問題となっている場所は以下の4つに分かれます。
・斜角筋症候群(首の骨を支えている重要な筋肉の隙間を通る神経を圧迫する)
・肋鎖症候群(鎖骨と第1肋骨の間で神経や血管が圧迫されている)
・頸肋症候群(頚椎の骨が変形をして神経を圧迫してしまう)
・小胸筋症候群(小胸筋に神経が圧迫されていることで起こり、過外転症候群とも言います)
大きく分けるとこの4つのポイントに問題が起こっているのが胸郭出口症候群です。
場所は状態によって変わってきますので、このようにどこに問題があるかを特定して行く必要があります。
胸郭出口症候群の原因や見分けるポイントは?
—原因—
このような症状が出てくる原因としては肩周りの関節の動きや筋肉の緊張がありますが、なぜ関節の動きや筋肉が悪くなってきてしまうのか?
それは内臓疲労によって姿勢が悪くなることで起こっているんです。
いきなり関節の動きが悪くなったり、筋肉が緊張するわけではありません。
内臓疲労で姿勢が悪くなるの?と思う方もいるかもしれませんが内臓疲労がたまるとその疲労をかばう為に人は無意識のうちに姿勢を悪くしていきます。
例えばランニングなどで走った後は膝に手を置いて背中を丸めますよね?そうすることで走った辛さが緩和されて少し楽になったりします。
それと同じような状態が暴飲暴食や睡眠不足、ストレスなどで内臓の疲労が溜まってしまいどんどん姿勢を悪くしていきます。
内臓の循環不良により筋肉が緊張したり、姿勢が悪くなることで肩周りの関節の位置や動きが悪くなってしまい、その結果神経の圧迫や血管の圧迫が起こってしまいます。
—見分けるポイント—
見分けるポイントは主に、
・腕を上げた時に腕や指に痺れを感じる
・肩周りのコリがひどい
・毎日腕回りがダルい
・仕事などで重いものを持った時に痺れを感じる
・繰り返しの動作をしてくる肩〜腕にかけて強い痛みや痺れが出てくる
などがあります。
また日常生活における特徴としては、
・仕事や人間関係などでストレスを感じて体が常に緊張している
・暴飲暴食、睡眠時間を十分に取れていないことでの内臓疲労が溜まっている
・痛みを感じたらすぐ痛み止めを飲んでしまう
・座って作業することが多く肩が内側に向けて丸くなってしまい呼吸が浅くなってしまっている
上記のことで心当たりがある方は内臓疲労が溜まってしまったり、過度に筋肉が緊張して関節の動きが悪くなってしまっているので胸郭出口症候群の可能性が高くなります。
簡単にできるセルフチェック
ここでは簡単に自分でできるセルフチェック方法をお伝えしていきます。
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ルーステスト
両腕を真横から90度まで上げていき、さらに肘を90度に曲げていきます。
その状態からジャンケンのグーとパーを繰り返すように指を曲げ伸ばす運動を行います。
そのまま3分間ほど続けていき、指や手に痺れが出たり肘〜手に向けて凄くダルさを感じて腕を上げてられない状態になる方は胸郭出口症候群の可能性が高くなります。
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モーリーテスト
鎖骨のちょうど真ん中あたりの上に動脈がありドクドクと脈を打っている部分があるので、そこを指で押した時に腕や肩周りに痛みを感じるのが特徴です。
3分でできる改善ストレッチ
「仕事が忙しくて施術に行けない」「なんとか自分で緩和する方法を知りたい」という方はぜひ今からご紹介するストレッチをやってみてください。
ただしストレッチをする前の注意点としてやり過ぎないようにしてください。
やり過ぎてしまったり、やり方を間違えてしまうと筋肉を痛めたりしてしまう可能性がありますので痛みや痺れも増してまいます。
必ずストレッチをする時間や回数などに注意しながらやるようにしましょう!
ひなた整体院の施術
胸郭出口症候群に対するひなた整体院での施術は、
・骨格の歪み
・内臓の調整
・姿勢の改善
の3つを軸に施術を行っていきます。
内臓疲労は暴飲暴食や短い睡眠時間、薬の飲み過ぎ、ストレスなどが原因で機能が低下して内臓が硬くなってしまいます。
人は内臓疲労が溜まってしまうと姿勢を変えることで疲労を回避していきます。
そのままの状態にしておくと姿勢が悪くなった状態が定着してしまいますので、内臓を調整して姿勢を良くしていくことで硬くなっている肩回りの筋肉や関節の緊張を緩和することで改善させていきます。
まとめ
胸郭出口症候群の原因や改善ストレッチはいかがでしたでしょうか?
病院で「胸郭出口症候群」と診断されても病院での対処は薬を出されたり、マッサージをして対処することがほとんどです。
対処としては間違いではないと思いますが根本的な原因を解決しなければ同じ痺れや痛みを繰り返すことになってしまいます。
まずは本当の原因になっていることを知り、それに対する正しい対処をしていくことが大切になりますので今回ご紹介したセルフチェックや、原因に当てはまることがあれば症状がひどくなる前に対処をするようにしましょう。
お電話ありがとうございます、
ひなた整体院でございます。