Tさん 29歳 女性 瑞穂区
<主訴>
腰痛、右臀部の痛み
<症状の経緯>
7月ごろから急に右足の付け根に痛みが出ることがあり接骨院に通い始める。
接骨院に週1回のペースで頑張って通ったがあまり改善されなかった。
来院される2週間前から腰にも痛みが出て来るようになり仕事に影響が出始めてしまう。
ついには寝返りを打つだけでも激しい痛みが出てしまいこのままだと日常生活や仕事に影響が出てしまうと思い来院される。
<検査>
まず、座位で検査をしていくと全身に力が入ってしまい全く動かない状態で少しでも腰を動かすと痛みが走る。
仰臥位での検査も同様に全身が痛みを避けようと固まって動かなかった。
<施術>
初回施術
まずは全身に力が入ってしまっているので力を抜けるように体液の循環を良くする施術を行う。
体液の循環が妨げられると自律神経が乱れてしまい全身に力が入ってしまうので、まずは頚椎と骨盤のバランスを整えて体液(血液、リンパ液、脳脊髄液)の循環を良くする施術を行った。
施術後は少しだけ力が抜け、腰や肩、首の可動域が拡大した。
ただ、正常可動域まではまだ動きがでていないので次に仙腸関節の調整を行った。
施術後は力を抜くことができ、腰回りも楽に動くようになったので「仙腸関節を調整するとなぜ力が抜けて可動域が拡大するのか」の説明をして初回の施術を終える。
【施術2回目(初回から2日経過)】
初回の施術後から痛みは少し楽になり歩けるようになったとの事。
ただ、動き出しの際に痛みはまだ残る。
検査をしていくと肩と首の動きは前回終了時と同じくらい動きは出ていたが、腰の動きはまた固くなっており、背中の筋肉も緊張していた。
前回同様にまず体液の循環を良くする施術を行い腰の硬さを取っていく。
施術後、腰の動きは良くなるが背中の硬さはまだ残っている。
次に、背中の硬さを取っていくために肋椎関節の調整を行う。
肋椎関節とは肋骨と背骨をつなげている関節のことで動きが出なくなると背骨の柔軟性を低下させ腰痛を起こしやすくなってしまう。
施術後は腰回りの可動域も正常まで出るようになり、背中の硬さも無くなった。
【施術3回目(初回から7日経過)】
前回から痛みはなく、日常生活では支障を感じなくなったとの事。
ただ、他動で体を動かすと痛みがまだ出てくる。
可動域も腰以外は正常まで動くようになっていた。
姿勢が猫背気味で腰に負担をかけやすい状態だったので今回は背骨中心で施術を行う。
脊柱の調整を行うと可動域も広がり、他動で動かしても痛みは出なくなった。
施術後の効果が背骨の柔軟性だけ維持力が低いので1日の水分量を聞き、適切な摂取量を伝えて施術を終えた。
【施術5回目(初回から29日経過)】
3回目以降痛みは落ち着き、週一で疲れがたまると違和感が出てくるだけになった。
首、肩、腰の可動域も良くなっているが足首の可動域だけ出ていない状態。
Tさん自身は「違和感も無くしたい、再発したくない」という思いが強いのでこういった細かい部分も今後は診ていかないといけないと伝えて施術を行う。
施術後は足首の硬さも取れ、後は維持していくだけと伝えて5回目の施術を終えた。
【施術10回目(初回から63日経過)】
5回目以降痛みも違和感も出ることはなく仕事にも行くことができているとの事。
可動域も正常まで出ているが今は姿勢が気になるので正しい姿勢を安定して維持できるところまで施術を続けて行く。
<今回の症状のまとめ>
今回のTさんの症状は腰痛ですが、腰痛は急に発症するものではありません。
腰痛は体液の流れが悪くなることで疲れがたまりやすくなり、体が楽をしようと姿勢を歪ませて余計な緊張が出ることにより発症するものです。
なので、今回の腰痛の根本的な原因は体液(血液・リンパ液・脳脊髄液)の循環の悪さを解消することがポイントでした。
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著作者
丸山 慎矢
ひなた整体院の施術スタッフ。
専門学校の時に学んだスポーツ整体の知識と循環・歪み改善整体の技術力を生かし、腰痛・肩こり・手足のしびれ・耳鳴りなど様々な症状のお客様のお悩み事を解決している。月１回の技術勉強会にも参加をし、より多くのお客様の健康を願い技術力を向上させている。
お電話ありがとうございます、
ひなた整体院でございます。