痛み止めが効かない生理痛の理由|自律神経・姿勢・骨盤の関係性

毎日来店される生理痛でお悩みの女性から、こんな声をよく聞きます。

  • 「痛み止めを飲んでも効かなくなってきた」
  • 「昔は我慢できたのに、最近は寝込むほどつらい」
  • 「薬の量が増えてきて不安」

生理痛=「薬で抑えるもの」
そう思われがちですが、実は痛み止めが効かない生理痛には、はっきりした理由があります

 

それが自律神経・姿勢・骨盤の乱れです。

 

この記事では整体師の視点から、

「なぜ痛み止めが効かなくなるのか」
「整体で何が変わるのか」

を分かりやすく解説していきます。

なぜ痛み止めが効かない生理痛が起こるのか?

痛み止めは“原因”ではなく“結果”に作用している

まず知っておいてほしい大切なことがあります。

 

痛み止め(鎮痛剤)は、

✔ 痛みを感じる神経の信号
✔ 炎症反応

を一時的に抑える薬です。

 

つまり、「痛みが起きている原因そのもの」を改善しているわけではありません。

そのため、

  • 血流が極端に悪い
  • 骨盤が大きくゆがんでいる
  • 自律神経が乱れきっている

こうした状態が続いていると、薬が効きにくい生理痛になってしまいます。

理由① 自律神経の乱れが強すぎる

生理痛と自律神経は深くつながっている

女性ホルモンは、自律神経によってコントロールされています。

自律神経が乱れると…

  • 子宮の収縮が過剰になる
  • 血管が収縮し、血流が悪くなる
  • 痛みを感じやすくなる

結果として、痛み止めを飲んでも効きにくい生理痛が起こります。

特に来院者で多いのが、

  • 仕事や家事で常に緊張状態
  • 呼吸が浅い
  • 寝ても疲れが取れない

といった、交感神経が過剰に働いている状態です。

この状態では、薬よりも「神経のバランスを整えること」が必要になります。


理由② 姿勢の崩れが子宮を圧迫している

姿勢が悪いと、生理痛は確実に悪化する

意外に思われるかもしれませんが、姿勢と生理痛は強く関係しています

よくあるのが、

  • 反り腰
  • 猫背
  • 長時間の座り姿勢

これらが続くと、

  • 骨盤が前後に傾く
  • 子宮が圧迫される
  • 下腹部の血流が低下

という悪循環が起きます。

この状態では、痛み止めを飲んでも「血流の悪さ」「圧迫」という根本原因が残るため、痛みが引きにくくなります。


理由③ 骨盤のゆがみ・硬さが強い

骨盤は子宮を支える“土台”

骨盤は、子宮を守り、支える重要な役割をしています。

しかし、

  • 左右どちらかにねじれている
  • 開きっぱなし、または締まりすぎ
  • 動きがなくガチガチ

こうした骨盤の状態になると、子宮の位置が微妙にズレ、生理時の収縮がスムーズに行えなくなります

その結果、

  • 強い下腹部痛
  • 腰まで響く痛み
  • 生理初日の激痛

といった症状が出やすくなり、痛み止めが効かない原因になります。

放っておくとどうなる?痛み止めに頼り続けるリスク

痛み止めを使い続けること自体が悪いわけではありません。
ただし、根本改善をしないまま続けると…

  • 効くまでの量が増える
  • 生理痛の期間が長くなる
  • PMS(イライラ・不安・頭痛)が悪化
  • 腰痛・肩こり・冷えも慢性化

といった形で、体全体の不調につながるケースが非常に多いです。

当店でも、「もっと早く体を整えればよかった」とおっしゃる方は少なくありません。

整体でできること|痛み止めがいらなくなる体づくり

ひなた整体院が行う3つのアプローチ

① 自律神経を整える整体

  • 横隔膜・肋骨の調整
  • 呼吸の深さを回復
  • 首・背中の緊張を緩める

これにより、子宮の過剰な収縮が落ち着き、生理痛が軽減していきます。


② 姿勢リセット(反り腰・猫背改善)

  • 骨盤の前後傾調整
  • 背骨の自然なカーブを回復
  • 日常姿勢のクセ修正

姿勢が整うことで、子宮まわりの圧迫が減り血流が改善されます。


③ 骨盤調整と股関節ケア

  • 骨盤のねじれ修正
  • 股関節の可動域改善
  • 子宮周囲の筋膜リリース

「生理初日の痛みが全然違う」と感じる方が多いポイントです。

改善事例|瑞穂区在住・30代女性(デスクワーク)

お悩み:痛み止めが効かない生理痛・腰痛・冷え

「生理初日は必ず痛み止めが必要で、効かない月は仕事を休むこともあった」
というお悩みで、来院されました。


🔹初回〜1ヶ月目(1〜4回目)

  • 検査で確認できたのは反り腰・骨盤のねじれ・呼吸の浅さによる自律神経の乱れ
  • 骨盤調整+横隔膜・背中の緊張をゆるめる整体を中心に施術

→ 初回後「腰の張りが軽い」
→ 生理痛レベル 10 → 8 に変化


🔹2〜3ヶ月目(5〜10回目)

  • 姿勢リセット・股関節の可動域改善を追加
  • 自律神経を整える施術を継続

→ 生理痛 10 → 6
→ 痛み止めの使用回数が減少
→ 生理前のイライラが軽くなる


🔹4〜5ヶ月目(11〜16回目)

  • 骨盤の安定化+日常姿勢の再教育
  • 長時間座っても腰が崩れにくい体づくり

→ 生理初日でも仕事ができる月が増える
→ 生理痛 10 → 4
→ PMS(不安感・だるさ)が大幅に軽減


🔹6〜7ヶ月目(17〜22回目)

  • 再発防止を目的とした調整
  • 自律神経の波を整える整体へシフト

→ 「生理前でも気持ちが安定している」
→ 痛み止めを飲まない月が出てくる
→ 冷え・腰痛もほぼ気にならなくなる


🔹8ヶ月目(23〜24回目)

  • 月1回のメンテナンスへ移行

→ 「痛み止めがなくても過ごせるようになった」
→ 生理への不安がほぼ消失
→ 体調の波に振り回されなくなる


施術期間:約8ヶ月/全24回

💬患者さまの声

「生理が来るのが怖くなくなったのが一番大きいです。痛み止めが効かない状態から、ここまで変わるとは思いませんでした。」

セルフケア|自律神経を整える“夜の姿勢リセット”

やり方(1日2分)

  1. 仰向けで膝を立てる
  2. 両膝を左右にゆっくり倒す
  3. 呼吸は止めず、ゆったり
  4. 30秒×左右2セット

効果

  • 骨盤や腰回りの筋肉の緊張緩和
  • 自律神経の安定
  • 生理前の不安感軽減

簡単ですが、非常に効果的です。

まとめ|痛み止めが効かない生理痛は、体から変えられる

  • 生理痛が強いのは「体質」ではない
  • 自律神経・姿勢・骨盤が大きく関係している
  • 整体で根本から整えることで、生理はラクになる

「痛み止めが効かない生理痛」に悩んでいる方は、一度、体の状態を見直してみてください。


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